相対式ホーム2面2線をもつ地上駅。かつては、単式ホーム・島式ホーム混合の2面3線を持っていたのですが、駅舎から一番離れた島式ホームの片線が撤去されています。構内には、側線や車庫も残されています。無人駅ではありますが、観光シーズンには、摩周駅から係員が派遣され、乗車券を発売する場合があります。
現在の駅舎は、1936年(昭和11年)に新築された2代目のもの。妻面の壁柱や筋交いに用いられているハーフティンバーには、皮つきの白樺が装飾材として使われています。丸太積みや石積みの腰壁は何ともお洒落で、リゾート駅の雰囲気を意識して作られています。北海道の名駅舎のひとつに数えられ、愛着の湧く駅舎で、写生にやって来るひとも多いとか。
(旧駅長室・貴賓室を再利用したレストラン「オーチャードグラス」雰囲気は最高!)
駅舎には、足湯が併設されており、観光客や地元の人が訪れます。この足湯は、かつては現駅舎とともに建設された旧トイレ棟で、駅前に新トイレが完成した際に、ログハウス調の外観を買われて足湯にされたもの。駅舎の一部を改装して設けられた足湯は、道内駅では最初のものです。室内は丸太を用いたベンチやテーブルなど、木のぬくもりを感じさせてくれるほか、温泉熱を利用した床暖房も完備しています。泉質は、川湯温泉と異なるのだそうです。粋な計らいですね。
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