JR川湯温泉駅のホームに、1世紀前のレールが展示してあります。このレールは、1999年まで摩周駅構内で使われていたもので、製造年は刻印から1897年12月と確認されています。イリノイ社製のレールは、1985年から1901年まで輸入されていましたが、北海道内ではあまり発見されていません。砂川駅の旧上砂川線ホームに行くための長い跨線橋に阪鶴鉄道(尼崎駅-福知山駅)で発注した1897年製レールが確認されています(現在、この跨線橋は撤去されています)。また、旧桑園駅構内の建物に使用された1879年製レールが確認されています。イリノイ社製レールは、宗谷本線に使用されたとの情報もありますが、道内での発見例は少なく、砂川駅旧跨線橋にあった阪鶴鉄道発注のように、道外で使用されたレールを持ち込んだ例が多いようです。
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