(江差線では唯一、駅員が配置されている駅です。
こちらの駅も、江差線の廃止に伴い廃駅の運命をたどることになります)
湯ノ岱駅(ゆのたいえき)は、上ノ国町にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線の駅です。島式ホーム1面2線を持つ駅です。列車同士の行き違いが可能であり、留置線もあります。運転取扱業務のため、終日駅員が配置されています。江差線では唯一の駅員配置駅でもあります。いまでは珍しくなった、スタフの交換作業がみられる駅としても有名。冬期間は除雪作業により、江差駅での車両留置ができないため、湯ノ岱駅 - 江差間の気動車回送が行われます。そのため、この駅には乗務員宿泊所も備えられています。駅舎には待合室と出札窓口があるのですが、乗車券・回数券・指定券とも補充券での発行。硬券入場券も発売していて、現金書留による郵送申し込みも可能です。
やはり駅員が配置されているということで、待合室にもぬくもりが感じられ、なんだかほっとします。近くには道南の名湯、湯ノ岱温泉があり、歩いても5分程度の距離なのですが、列車で訪れる湯あみ客はほとんどいないそうです。
北海道新幹線の開通に伴って、江差線のうち木古内駅-江差駅の区間は廃止、バス路線に転換されることが決まりました。2014年度には廃止になるとのこと。いつも、華やかさの陰で、こうした寂しい歴史が何度も繰り返されます。(2012.9.29.現状を確認)
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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