「観るだけ美術部」部長のブログ

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[企画展]★輪島進一 疾走するストローク展

★輪島進一 疾走するストローク
 市立小樽美術館、2012年10月27日(土)-12月16日(日)
 
 函館生まれの輪島進一は、20歳代半ばから独立展で華々しい受賞歴を飾り、安井賞展には4度選抜された実力画家です。連続する動きを一つの場面の中に収める独特の表現方法は、独立展において奨励賞・50周年記念賞・新人賞・小島賞・高畠賞・独立賞などの受賞歴にあるように、高い評価を受けてきました。
 北海道教育大学特別教員養成課程(美術・工芸)を卒業後現在に至るまで、高校・大学で教鞭を執ってきた輪島は、自らの制作と並行して、美術鑑賞と表現には認知科学の一領域としての視点が重要であると考え、独自に研究を進めました。近年は児童画などに見られる自動筆記(スクリブル)を作品に取り入れています。
 輪島はイメージを望んだとおりに表現できる卓越した描写力を備えているとともに、「絵画とは、ひとつひとつ描いた時間(タッチ)が絵を形成する」と考え、時間表現を作品のテーマにしてきました。1980年代には現代人の姿を通して、消費を美徳とする経済優先の社会風潮へ痛烈な批判を投げかけ、その後バレリーナの舞台裏に取材し、ムーブマンのある独特の美の世界を獲得しました。静止しているはずの平面絵画に無限に続く時の流れを描きつつ、なぜかそこに描かれる世界は生と死の重さを背負っているように感じます。また、2011年の震災後、輪島はまた新たな創作を開始しようとしています。
 本展では、洋画家・輪島進一の初期から最近作までの油彩を、主に独立展出品作でたどり、その独創的な絵画の世界を展覧するものです。
 
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