「観るだけ美術部」部長のブログ

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[文学展]★有島武郎と白水会、そして『飢餓海峡』展

有島武郎白水会、そして『飢餓海峡』展
 岩内町郷土館、2012年9月15日(土)-11月11日(日)
 
 「岩内という町には独特な文化があって他とは違う。」と言う人がおります。確かに小さな町に郷土館と二つの美術館があり、アマチュア演劇の活動が半世紀以上続いているのは珍しいと思います。
 このような岩内の近代文化の基礎を築いたのは、有島武郎研究会「白水会」の存在が大きく影響しています。本企画展は、この有島と白水会の関係、そして白水会の活動を資料や写真をもとに紹介し、独特の雰囲気を持つ「岩内文化」を紹介します。
 また、作家水上勉は1951年(昭和36年)9月、「文藝春秋社文化講演会」で岩内を訪れます。水上は雷電海岸の岩上に設けられた歓迎の席で、3,300戸を焼き、35名の死者を出した岩内大火や、それが死者1100人以上を出した青函連絡船「洞爺丸」海難事故と同じ日であることを初めて知ります。これが契機となって社会派推理小説の名作「飢餓海峡」が誕生します。
 小説は映画化され岩内でもロケが行なわれ、やがては岩内市民劇場による水上の故郷おおい町での演劇公演にまで発展していきます。これは、白水会が基礎を築いた岩内文化の大きな流れの一つの結実でもあります。本企画展では、これらのことを紹介します。
 
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