「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★阿部典英 心の原風景、海への回帰展

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(阿部典英先生と、作品『手』 1973年)
 
★阿部典英 心の原風景、海への回帰展
 小樽市立美術館、2012年8月4日(土)-9月17日(月・祝)
 
 阿部典英先生は、1939年(昭和14年)札幌生まれ。1960年代初めに抽象絵画で注目されました。その後、前衛美術のグループに参加しながら、ゴム、メッキ、ウレタンなど、工業的な素材を用いた立体作品を発表します。次いで、木を素材に、黒鉛を塗り込めた彫刻やあざやかな彩色を加えたレリーフ、そしてインスタレーションへと制作を展開させました。実はこうした歩みの原点は少年時代にあり、美術家・阿部典英の奥底には今も工作少年の心が息づいているのです。
 
 小学校に入る前から中学生になるまでの7年間、阿部典英先生が過ごしたのが北海道東島牧村(現・島牧村)でした。日本海に面したこの村で、阿部少年は生活のための家事労働を担うとともに、厳しくも恵みゆたかな自然を心に刻み込みました。当時親しんだ海の生き物たちは、いまも阿部典英先生にとって最もゆたかなイメージの源泉であり、また、戦後の物が乏しい時代であったがゆえに、自分の手で生活や遊びの道具を工作した原体験が、身近な素材と手法によって立体を生み出す創造性につながっています。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
 
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