「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[特別展]★となりのひと 展

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野又圭司 『助けて欲しいんじゃないのか』
2012年、セメント・石膏・銅)

★となりのひと 展
 本郷新札幌彫刻美術館、2012年6月2日(土)-8月26日(月)
(WEBサイト→)http://www.hongoshin-smos.jp/
 
 New Eyes(ニュー・アイズ)は、この北国から優れた作家が育つことを願っていた本郷新の思いを受け、当館が隔年で開催してきた「北の彫刻展」を継承する新シリーズ展です。本展では、彫刻・立体表現を中心に、我々をとりまく世界を見つめる作家たちの新鮮な目を、今日的テーマのもとに紹介します。第1回目のテーマは、「となりのひと」。私たちのとなりには、家族や友人、あるいは見知らぬ人がいます。すぐそばにいても、とらえがたく感じたり、離れていても、近くにいるような親しさを覚えたり―人と人との心的な距離は、物理的距離とは関係なく移ろっています。近年のソーシャルメディアの発達によって、その距離はますます盛んに伸び縮みしているようです。あるいはあの震災後、多くの人が傷ついた人々のことを思い、しかし彼らとの距離を測りかねてきたのではないでしょうか。本展では、本郷新と北海道を拠点に活動する6人の作家による、他者との距離、他者へのまなざしについての作品を展覧します。私たちにとっての「となりのひと」に、あらためて思いを馳せる展覧会です。
 
 掲載画像の作品。作品名は『助けて欲しいんじゃないのか』。これはきっと、マンションなのでしょう。夜になり、それぞれの部屋に明かりが灯ります・・のはずが、数軒だけ、明かりの点かない部屋があります。夜が、もうこんなに更けているのに、いったいどうしたんだろう。まだ帰ってきていないのかな。残業かな。それとも、電気をつけずに部屋に居るのかな。悲しいことでもあったのかな。仕事で失敗したのかな。失恋でもして寂しくて、独りで泣いているのかな。誰かに助けて欲しいんじゃないかな。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、本郷新札幌彫刻美術館さま(HP)よりお借りしました。
 
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