(フランソワ・アマン=ジャン 『髪』 1912年ごろ、油彩、大原美術館)
道立近代美術館、2012年6月19日(火)14:00
大原美術館は、日本で最初の西洋美術館として1930年(昭和5年)、岡山県倉敷市に創設されました。倉敷紡績(クラボウ)を受継ぎ、倉敷絹織(クラレ)を創始した大原孫三郎は、地元岡山の洋画家・児島虎次郎に収集作品の選択と購入を託し、コレクションの礎が築かれます。そして「世のため、人のため」というその孫三郎の志を継いだ總一郎の時代以後も大原美術館のコレクションは、それぞれの時代を映しながら、豊かに大きく発展していきます。中核をなす絵画部門は、ヨーロッパと日本の近代絵画はもちろん、戦後アメリカ美術から現代に至る旗手たちの作品が次々に収集されていきました。当時の現代美術も、いまや古典となり、名画となっています。
21世紀以降も大原美術館の現代作家への支援は続き、大原家別邸として建てられた有隣荘の空間を活かした現代作家の展覧会や、児島虎次郎のアトリエをアーティスト・イン・レジデンスのプログラムで開放するなど、「生きて成長していく」美術館として、いまもなお同時代を見つめ続けているのです。
21世紀以降も大原美術館の現代作家への支援は続き、大原家別邸として建てられた有隣荘の空間を活かした現代作家の展覧会や、児島虎次郎のアトリエをアーティスト・イン・レジデンスのプログラムで開放するなど、「生きて成長していく」美術館として、いまもなお同時代を見つめ続けているのです。
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