「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★愛のヴィクトリアン・ジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル展

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(『ターコイズ・ゴールドブローチ』 1830年ごろ、イギリス)
 
★愛のヴィクトリアン・ジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル展
 釧路市立美術館、2012年4月28日(土)-6月17日(日)
(WEBサイト→)http://www.pekita.net/
(WEBサイト→)http://event.hokkaido-np.co.jp/victorian-jewelry/outline/index.html(公式サイト)
 
 19世紀のイギリス、最も繁栄を極めたヴィクトリア女王の時代には、ジュエリーの世界が大きな発展を遂げました。本展は、イギリスの伝統と文化、栄華のさまを、穐葉アンティークジュウリー美術館のコレクションを主としたジュエリー、レース、ティーセットなど約200点でご紹介します。    
 ヴィクトリア女王は、ドイツから来た夫アルバート公のために、ドイツの風習であったクリスマスツリーをイギリスに持ち込むなど、冠婚葬祭からアフタヌーンティーまで、さまざまなライフスタイルの確立をリードしました。また、愛情や思い出をこめた数々の宝石に囲まれていた女王の生き方とその愛は、ファッションやジュエリーにも大きな影響を与え、金、銀、ダイヤモンドの他、象牙やべっ甲などの多彩な素材が当時の職人の卓越した技によって宝飾品に仕上げられ、女性を美しく見せる装身具として多くの人々を魅了しました。  
 愛に満ちた女王によってもたらされた輝かしい文化に触れていただくまたとない機会をどうぞお楽しみください。ダイアナ元妃ゆかりのリングも特別出品されます。
 
 掲載画像は、1830年ごろイギリスで制作された『ターコイズ・ゴールドブローチ』です。
 19世紀初期の自然主義を背景に、繊細な金細工が施されたメッセージジュエリーです。鳩は古代より聖霊のシンボルであり、特に羽を広げた鳩は三位一体を表すモチーフとして用いられ、しばしばオリーブやブドウの枝をくわえています。鳩の羽の部分には、カラーゴールドが用いられ精巧な金細工が施されています。鳩の胴体のふくらみや、羽の表情など、今にも近寄ってきそうな姿で表現されています。この時代イギリスでは、一大園芸ブームが巻き起こり、花言葉の研究も盛んに行われました。そして花はメッセージを伝える重要な役割を担うようになったのです。忘れな草をくわえた鳩のデザインには、「真実の愛・私を忘れないで」の想いが込められています。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、釧路市立美術館さま(HP)よりお借りしました。
 
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