北海道大学総合博物館、2012年4月28日(土) 13:30
1930年(昭和5年)北海道大学に理学部が創設されて赴任した中谷宇吉郎博士は、1933年これまでの研究とはまったく異なった、雪の結晶の研究へと方向を転換しました。最初は札幌で、翌年からは十勝岳中腹の白銀荘で本格的な観測を始め、1938年に初めて雪の結晶を分類し、「一般分類」としてから、今年で74年。また、ハーバード大学から『雪の結晶』を創刊してからも58年が経過しています。1966年、中谷宇吉郎博士の弟子・孫野長治らによる「気象学的分類」が発表されてからも46年が経過しています。その後、雪の結晶の観測は南極から北極へと広がり、現在まで、見たこともなかった数多くの結晶が、この日講演者としてお越しいただく菊地勝弘教授(北海道大学名誉教授)らによって報告されてきています。このセミナーでは、昨年新しく提案された「グローバル分類」も含め、多くの顕微鏡写真を使いながら、お話してくださいます。
↓いつも観ていただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。