1966年ころ、土門拳記念館)
★土門 拳 日本を愛した写真家の「古寺巡礼」展
道立釧路芸術館、2012年1月25日(水)-3月25日(日)
写真家、土門 拳(1909年-90年、明治42年~平成2年)は、日本の写真史に大きな足跡を残した巨匠です。日本の伝統文化から社会性の高いテーマまで幅広い題材に取り組み、被写体に肉薄して大胆に切り取る表現により、生前から高い評価を受けました。とりわけ「古寺巡礼」シリーズに代表される、日本の仏像や寺院建築を被写体とした作品は、作者にとって生涯のテーマとなっています。
寺院、仏像を題材にした写真作品の制作期間は、1939年(昭和14年)の末に奈良県の室生寺を訪れてから制作活動末期の1978年(昭和53年)までの期間にわたり、撮影地は、東北地方の中尊寺から九州臼杵の石仏まで全国各地に及びました。建築や仏像の細部を思い切ってクローズアップし、撮影照明を効果的に用いた仏像写真の数々は、現代においてもなお不朽の名作として知られています。
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