★柏R
昨季はJ1昇格1年目での優勝を果たして話題をさらった柏。やはり今季も優勝候補と言えそうです。GKは菅野、CBに近藤と増嶋。DMFに大谷と栗澤。ここに、さらに那須(←磐田)を加えて、ACLに備えます。OMFにはジョルジ・ワグネルとレアンドロ・ドミンゲス。FWにリカルド・ロボ(←栃木)が加入し、田中と2TOPを組みます。FW北嶋がサブに回るという、他チームには羨ましいくらいの選手層。不安要素は、右SB酒井が海外移籍を視野に入れていること。
★名古屋G
連覇こそ逃しましたが、選手層はJ1最高レベル。GKは楢崎。CBに闘莉王と増川、そこにダニエル(←甲府)が加わり、層が厚くなりました。右SBに田中、左SBに阿部と、手薄になりがちなポジションも層が厚いです。サブにはそれぞれ、石櫃と三都主。中盤の底にはダニルソンと中村。OMFには真ん中に玉田、右に藤本、金崎、左に小川。1TOPに得点王のケネディ。もはや死角などありえないという感じがします。
★G大阪
10年にわたって采配を振るってきた西野監督が退任。しかしセホーン監督も実績があるので、大崩れはしないと思います。最大の補強は、CB今野(←F東京)の獲得。CBを中澤と組みます。DMFは遠藤と明神の鉄壁。OMFに二川、FWにパウリーニョ(←甲府)とラフィーニャ。あえて死角を挙げるとすれば、OMFとCBのサブメンバーでしょうか。
★V仙台
手倉森監督5年目のシーズン。大きく崩れることは無いでしょう。昨季は守備陣の踏ん張りが目立ちましたが、そのあたりを維持できるか注目。上本(←C大阪)を獲得し、CBには鎌田と渡辺、中盤の底に角田、富田、松下と揃っています。OMFは梁と関口で決まりですが、FWが赤嶺頼りなのが気がかり。獲得したウィルソン(←陝西宝栄)が、どこまでフィットするのでしょう。
★横浜FM
樋口新監督を迎えて上位進出を目指します。ただ、前途多難。特にFW渡辺(→F東京)の移籍が痛い。FWにマルキーニョス(←アトレチコ)を獲得しましたが、どこまでフィットするかは未知数です。昨年ブレイクした斎藤(←愛媛)が、FW大黒と、どこまで絡めるかにかかってきます。GK飯倉、CBに中澤と栗原。守備陣は層が厚いです。OMF中村が怪我無くできるか心配です。
★鹿島A
リーグ6位というのは屈辱的。再起に掛ける意気込みは大きいでしょう。FWにはジュニーニョ(←川崎)を加え、頼もしい布陣。ボランチには小笠原のほか、本田、増田、山村(←流通大)と揃い激戦区。CBは岩政、中田、青木。あえて不安要素を挙げるとすれば、MF野沢(→神戸)FW田代(→神戸)の移籍がどう響いてくるかでしょう。
★S広島
6年続いたペトロヴィッチ監督に代わって森保監督が就任。戦術は変わらないと思いますが、どう展開していくかは未知数。OMF李(→サウサンプトン)の移籍は痛いです。中盤で、どれくらいボールを保持していくか、手腕が試されそうです。GK西川、CBに森崎和、千葉(←新潟)、水本と、ディフェンスには安定感があるので、よくも悪くも中盤にかかってきます。
★J磐田
森下監督が就任。森下監督は、かつてコンサドーレ札幌で活躍していた選手ですが、開幕戦では勝たせてほしいです。FW前田、SB駒野、GK川口などは残留しましたが、SB那須(→柏)、CB加賀(→F東京)、ジウニーニョ(→コリンチャンス)が移籍したため、戦力ダウンは避けられません。MF山田らが、どれだけ復調してくるかが鍵となってくるでしょう。
※『サッカーマガジン』(2012.2.7)号を参考にしています。後編に続きます。
■↓後編は、こちら
↓いつも観ていただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。