★伊東深水 没後40年記念展
島根県立美術館、2012年1月2日(月)-2月13日(月)
華やかで健康的な女性像を描く画家として知られる伊東深水(1898-1972)は、優れた足跡を残した近代を代表する日本画家です。江戸の浮世絵の流れをくむ鏑木清方に師事し、近代において「美人画」というひとつのジャンルが形成され隆盛を迎えるなかで、深水はまさに立役者として活躍しました。17歳で文部省主催の美術展覧会(文展)に初入選を果たして早くもその才能を開花させ、官展を主な舞台として作品を発表していきます。理想化された美しい女性像を描くことが前提である「美人画」に対して、深水は同時代の社会で多様化する女性像を真正面から捉えようと挑み続けました。本展では、「深水型美人」として親しまれている晩年の美人画だけでなく、初期作品や版画、南方風俗のデッサンなど、約80点を通して画業の全貌を紹介します。
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