さて、小樽市総合博物館(旧手宮駅)を出て、旧手宮線桟橋を探します。博物館にあったジオラマによると、下掲画像のように、旧手宮駅から擁壁が続き、その延長線上に桟橋が掛かっていたようです。旧桟橋-旧擁壁-旧手宮駅、と繋がっていたようですね。
旧桟橋の跡を探査するため、博物館を離れてみます。博物館前庭には、北海道の近代鉄道の父、クロフォード氏を讃える銅像があります。クロフォードさんに見送られて、探査の旅へ♪
旧手宮駅の道路を挟んだ反対側に、旧桟橋の遺構が現在でも残っています。あまり知られていませんが、これも旧手宮機関庫同様、重要文化財、及び鉄道記念物に指定されています。プレートに載っているむかしの写真で、往時を偲ぶことができますね。
旧桟橋に続く擁壁は、重厚な明治初期の煉瓦建築です。いつも思いますが、明治・大正時代の煉瓦積みというのは、美しくて風格があります。
擁壁は、真っ直ぐに海側を目指して延びています。擁壁に沿って、部長も波打ち際まで踏査してみることにしました。
すると、思いがけず、旧桟橋の遺構を発見することができました~! いろいろな書籍を見ても、あまり(ほとんど)載っていなかったので、残っていないものと諦めていたのですが、思いのほか、簡単に見つけることができました!
これで、部長の「旧手宮線を歩く」の全報告(全8回)を終わります。いろいろと書籍やブログを観ても、ここまでくわしく載っているものは少ないので、マニアには貴重な報告かなと思います!それでは、またね~!
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