(ジョルジュ・ルオー『告発されたピエロ』1953年-56年、山形美術館収蔵)
道立釧路芸術館、2012年1月14日(土) 14:00
20世紀初頭、フォーヴィスムやキュビスムといった前衛的な芸術運動が一世を風靡すると、国外からも多くの芸術家が新しい表現を求めて芸術の都・パリに押し寄せ、「エコール・ド・パリ」と呼ばれる芸術家たちが創作活動するようになりました。さらにその後に流行したシュルレアリスムは、日本を含めた諸外国にも大きな影響を与えました。一方、終戦後のフランスでは、これらの芸術活動の流れを受け継ぎながらも、独自のスタイルをもって世界中の多くの人々を魅了する画家たちが台頭し、現在の美術界を牽引しています。
本展では、フランス近代絵画の収集で知られる山形美術館の服部コレクションから、ピカソ、ルオー、シャガール、ローランサン、ユトリロなどの巨匠たち、日本でも人気の高いビュッフェ、ブラジリエ、カシニョール、ギヤマン、そしてパリの街を描いた日本人画家、タカノリ・オギス(荻須高徳)までの作品が一堂に並びます。さらに同館に寄託されている吉野石膏コレクションより、ルノワール『赤いブラウスの若い女(コロナ・ロマノ)』が特別出品されることになりました。これを合わせ、計59作家61点が展覧されています。
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