「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[コンサ]★J2 2011年シーズンを総括!

 コンサドーレ札幌のJ1昇格で終わった2011年。来季はJ1での戦いとなります。いつ降格してもおかしくない・・現状では不安ですので(サポーター失格?)、来季は精力的に試合を観に行こうと思っております。楽しみです。
 さて、そんな2011年シーズンですが、開幕前に順位予想を兼ねて戦力分析をしましたので、それを踏まえて、シーズンを振り返ってみたいと思います。なお、資料提供は、『週刊サッカーマガジン』(12月20日号)より。
 
■部長の2011年開幕時点での戦力分析はこちら↓
 
■部長の2011年開幕時点での順位予想はこちら↓
第1集団  F東京、千葉、京都
第2集団  東京V、横浜F、栃木、湘南、徳島、熊本
第3集団  札幌、愛媛、草津鳥栖
第4集団  大分、水戸、
第5集団  富山、岐阜、岡山、北九州、鳥取
コンサドーレ札幌は第3集団、10位と予想しておりました。
 
★1位 F東京
 開幕前予想と、ドンピシャリの結果となりました。シーズン直後は、J2のねちっこいサッカーに苦しみ、勝ち点を積み重ねられずに居ましたが、中盤以降、他チームに怪我人が出たり、暑さで調子を落とすのを尻目に、ぶ厚い選手層を生かして勝ち点を積み重ねました。J2ではやはり、選手層の厚さは必要不可欠です。DF今野、DF徳永、MF梶山、FW平山、FW高松らが抜けても勝ちきる「チーム力」は、さすがでした。
 
★2位 S鳥栖
 開幕前の予想では13位。監督が交代した1年目でもあり、中位が妥当と思われていました。J2得点王FW豊田に目が行きがちですが、鳥栖の好調ぶりは、粘り強い守備にこそあったと思います。MF藤田の復帰以降、大きく崩れることは無かったというのが、昇格の決め手となりました。ただ、昇格に貢献したFW豊田の移籍が濃厚とされていますので、残留に向けて、早く補強の手を打たねばなりません。
 
★4位 V徳島
 開幕前の予想では8位。最終節まで昇格争いを演じた実力は、開幕当初から予想されていました。美濃部監督の体制は4年目を迎え、戦力も充実、本気で昇格を狙える陣容でした。DFエリゼウ、DF三木、DF西嶋というラインは、高さもあり、セットプレーは脅威でした。最後の最後で、昇格に手が届かなかったのは、やはり最終盤での直接対決で敗れたことが大きいです。第7節の札幌戦、37節の鳥栖戦での敗戦が痛かった・・。
 
★5位 東京V
 開幕前の予想では4位。どんなときでも攻撃的な戦術は、観ていて楽しいサッカーです。川勝監督の2年目、昨季よりもさらに戦術は浸透してきています。今季は中盤、主力に怪我人が出てしまいましたが、来季は十分に昇格を狙えるのではないでしょうか。ただ、主軸の年齢層が高いので、来季も怪我が心配という面は、付きまといます。
 
★6位 J千葉
 開幕前の予想では2位。FC東京と並んで、昇格は確実と思っておりました。2季続けて昇格争いを演じてきており、シーズンオフには補強も行い、昇格はサポーターの悲願でもありました。FWオーロイはJ2では止められない、とまで思いました。しかしそこはJ2、何が起こるかわかりませんね。そのFWオーロイが大怪我で戦線離脱してからチームは迷走。MF深井を軸としたパスサッカーに変更せざるを得ませんでした。来季への明るい材料が見えないというのが本音です。
 
★7位 京都S
 開幕前の予想では3位。しかし開幕から10戦を終えて、チームはまさかの19位。J2は甘くないというのが如実に表れた格好でした。堅守を捨て、パスサッカーに移行したものの、それが浸透しなかったのが原因です。守備の再構築が望まれますね。最終盤は連勝も記録し、チームの順位も上がってきたので、来季は期待できるかもしれません。
 
★8位 G北九州
 開幕前の予想では19位。まさか、ここまで順位を上げてくるとは、正直、思ってもみませんでした。これはやはり、三浦監督の采配、チーム作りによるところが大きいですね。綿密なスカウティングと、理想に走らない現実的なサッカー。他チームの見本ともなりそうな1年でした。補強が上手くいけば、来季も中位、さらに上を目指せるかもしれません。
 
★9位 T草津
 開幕前の予想では12位。シーズン中盤に大黒柱のFWラフィーニャが移籍して、チームは迷走しました。その後、2列目に早い選手を置く戦術に変更し、後半は建て直しにも成功して、順位も上げました。ただ、来季はこれで行けるかというと、そうではないと思います。ボランチから最終ラインを厚くするテコ入れが必要になってくると思います。
 
★10位 栃木S
 開幕前の予想では6位。昇格争いに加わってくるだろうと考えていました。事実、夏ごろまでは好調を維持し、一時は首位に立ったこともありました。しかし昨季同様、後半に失速。MFパウリーニョが離脱してから、やはりチームが迷走。MF水沼、MF高木などのタレントを生かせない試合が増えました。FWリカルド・ロボも前線で孤立することが増えました。来季はどのようなチームを目指すのでしょうか。
 
★11位 R熊本
 開幕前の予想では9位。高木監督2年目。本気で昇格を狙えるチームと思ったのですが、簡単にはいきませんでした。前半戦は、FW長沢、FWファビオを生かした攻めで好調でしたが、そのFW陣が抑えられるようになった中盤以降は、打開策を見出せないまま失速。2列目のシャドーストライカーの不在が、最後まで響いた結果となりました。自慢だった堅い守備の再構築も必要です。
 
★12位 大分T
 開幕前の予想では14位。12位という結果は、よくやったというところでしょうか。選手層も考えると、田坂監督の1年目としては、まずまずでしょう。若いチームなので、試合運びなどは稚拙なものがありましたが、それも2年目、3年目となれば、徐々に克服できるでしょう。チームの財政事情が好転し、補強ができるようになれば、さらに上位を狙えそうです。
 
★13位 F岡山
 開幕前の予想では18位。攻撃面では、格段にレベルアップした印象です。FWチアゴは日本の環境にも順応して8得点。連動して相手チームを崩す戦術の中心的な役割を果たしてくれました。一方、守備は再構築が必要です。DFストヤノフは貢献しましたが、セットプレイではストヤノフのマークを外されたときには無防備なのを露呈してしまいました。
 
★14位 湘南B
 開幕前の予想では7位。この順位は不本意でしょう。反町監督自身が、「昨季はJ1のチーム」という呪縛から抜け出せず、驕っていた面があったように思います。J2は、そんなに甘くはありません。MFアジエル、FW田原など、タレントは十分なのに、それを生かしきれなかった監督には、かなり大きな責任があると思います。チームは選手を大量解雇。来季の展望は見えてきません。
 
★15位 愛媛F
 開幕前の予想では11位。このチームもやはり中盤以降、MF関根、MF赤井らの主軸が怪我で離脱して以降に失速。序盤はFW斎藤の活躍もあって上位に食らい付いていただけに、惜しい結果でした。守備陣が押し込まれて失点を重ねるというのがパターンになってしまったので、再構築が必要なのですが、DF池田を放出してしまいましたね。どうなるのでしょうか。
 
★16位 K富山
 開幕前の予想では16位。選手層の薄さを考えると、この順位は仕方が無いのかも知れません。より現実的な戦い方をしたということになるでしょうか。FW黒部、FW苔口など、前線にいい選手が居るので、守備陣が踏ん張れれば、もう少し上位を狙えるかもしれません。J2はJFLとの入れ替えが導入されるので、「勝つサッカー」と共に「負けないサッカー」も必要になってきます。
 
★17位 水戸H
 開幕前の予想では15位。下位が定着してしまいましたが、現有勢力では、やむをえないと思います。毎年活躍した選手を放出しなければならない現状では、チーム作りもままなりません。10人もルーキーが居るなか、よくやっていると思います。そのなかで、ベテランFW鈴木がもたらしたものは大きいと思います。若いチームにプロフェッショナルの意識を植え付けました。
 
★18位 横浜F
 開幕前の予想では5位。J2優勝、J1昇格も狙える位置に居たと思います。2010年終盤には追い上げも見せ、オフには補強も行いました。だからこそ、この位置に居ることが不思議だし、恥ずかしいシーズンだったのではないかと思います。カズの影響力も、薄くなってきたのでしょうか。FWカイオ、FW難波、FW藤田、MF高地などを生かせなかったフロント、スタッフの責任は重いです。
 
★19位 G鳥取
 開幕前の予想では20位。残念ながら、予想通りの結果となってしまいました。シーズンの序盤は好調をキープしていましたが、中盤以降は運動力が落ちて機能不全に。押し込まれて失点する場面が多くなってしまいました。中盤の底にはMF服部、MF実信などベテランが居るのですから、最終ラインを補強すれば、もうひと回り戦力アップできると思います。
 
★20位 F岐阜 
 開幕前の予想では17位。しかし、ここまでダントツの最下位に甘んじるとは、正直思っていませんでした。チーム母体の財政事情もあるのでしょうが、それにしても補強がうまくいかなかった感は否めません。来季に繋がるような期待感はありません。ベテランを補強して、運動量を若手で補う戦術を試みなければ、町田や松本といった昇格組にも足元を掬われかねません。
 
★3位 C札幌
 そして、われらがコンサドーレ札幌です。開幕前の予想は10位。今季はディフェンスラインを統率してきた石川(→新潟)をはじめ、西嶋(→徳島)、藤田(→新潟)がそろって移籍。1からのスタートで、事実、シーズン当初は波に乗れずに開幕2連敗を喫しました。ボランチが本職の河合が最終ラインに入ったため、ボランチでボールが収まらず、ずるずると失点。開幕当初は明るい展望が見えない試合が続きました。
 転機は開幕3戦目のFC東京戦。スコアレス・ドローで終わったのですが、ここで守備陣が自信をつけました。DF山下が踏ん張り、GKイ・ホスンが踏ん張るようになってくると、チームが徐々に持ち直します。DF櫛引やDF奈良が成長したことで、河合をボランチに上げることができ、チームが安定します。FW内村やMF近藤が機能し始めてから、順位も上げてきました。
 今季は堅い守備で勝ち取った昇格でした。これまでは、圧倒的なブラジル人ストライカーを前面に出しての昇格だったコンサドーレでしたが、今季は初めて守備で勝ち取った昇格でした。
 いっぽう、決定力不足は解消されないままでした。FWアンドレジーニョは期待はずれ、FWジオゴも自信をなくしたままシーズンは終わりました。ボールは中盤まで運べるのですから、最後に決めるFWが必要です。今季はFW内村が頑張ってくれましたが、彼ひとりでは厳しいですね。
 
■今季がっかりしたチーム→J千葉、湘南B、横浜F、F岐阜
■今季がんばったチーム→S鳥栖、C札幌、徳島V、G北九州
 
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あしたはきょうよりもっといい日。