このあたりから、剥がされていたレールが、再び姿を現してくれます。雑草も少なくなります。定期的に、刈り取りなどの整備をされているのでしょう。
寿司屋通りの手前まで来ました。ここにもレールは残されています。寿司屋通りは、小樽市内の観光名所のひとつですので、このあたりまで来ると、観光客が多くなります。
この寿司屋通りに架かる煉瓦造りの橋台も、旧手宮線開通当時(1880年)に完成されたものです。煉瓦の目地が、とても美しいですね。
近づいて観察してみます。この煉瓦の積みかたですが、1段ごとにフランス積み(フランドル積み)と小口積みを重ねています。橋台の角隅部分には石が詰まれて補強されています(コーナー・ストーン)。この橋台は1880年と建築年代が古いので、おそらく小樽軟石でしょう。
上掲2枚の画像は、イギリス積み(小口積みと長手積みを1段ごと交互に重ねる)の橋台です。焼き過ぎ煉瓦の風合いが、とっても雰囲気があり、130年前の古きよき時代を思い起こさせてくれますね。