「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[特別展]★安田侃 野外彫刻展

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安田侃 『生誕』 創成川公園 2011年設置、Photo: Koji Sakai)
 
安田侃 野外彫刻展
 札幌市内各所、2011年9月3日(土)-11月20日(日)
(WEBサイト)http://www.kan-yasuda.co.jp/machifure/安田侃 野外彫刻展 公式HP)
 
 北海道美唄市出身で、北イタリアの大理石の産地ピエトラサンタを拠点に活動を続ける彫刻家、安田侃(やすだ・かん)。世界各地に多くの作品を恒久設置するとともに、ミラノ、ヨークシャー彫刻公園、ピエトラサンタ、フィレンツェアッシジ、ローマ、トリノなどで数々の野外彫刻展を行い、高い評価を受けています。また、滑らかな肌合い、ゆるやかな曲線やゲート状の形状をもつ彼の彫刻は、眺めるだけではなく、触れ、撫で、作品のなかをくぐり、腰掛けたくなるような作品との直接的な関わりへと見る人を誘います。
 札幌でも、JRタワーの『妙夢』や、札幌コンサートホールの『相響』、知事公館の『意心帰』をはじめ、いくつもの作品が市民に親しまれてきましたが、このたび、札幌市が整備を進めてきた創成川公園に新たに4点の大理石の作品が設置されたことを記念し、20点のブロンズ作品を都心部に展示する大規模な野外彫刻展が実現することになりました。安田侃にとって日本における過去最大の野外彫刻展であるとともに、一人の彫刻家の作品を多数設置し街との新たな関係を生む、国内では稀なケースとしても注目されます。
 札幌の街の中心部は、明治初期に碁盤の目状に計画的に整備されたため、各道路が直角に交差するわかりやすい構造をしています。今回の展覧会では、そのなかでも街の発展に重要な役割を果たしてきた通りを強く意識させるように、既存の安田侃作品の位置関係を補完しながら彫刻が会期中に配置されます。南北方向では水辺と四季折々の緑に親しむことができる「創成川公園」、札幌駅と中島公園にある作品を結び地下歩行空間でも強調される「駅前通り」。東西方向では、街の中心軸でありさまざまなイベントの会場となっている憩いの場「大通公園」、早くから商店街として発展し市民に親しまれてきた「狸小路」、そして、かつて「札幌通り」と呼ばれ、北海道開拓使を起点に札幌農学校や病院、ビールや紡績などの官営工場などが並ぶ重要な通りであった「北三条通」・・。
 都心を散策しながら、安田侃の作品と出会い、触れることによって、緑に囲まれた空間や人々が行き交う賑わいの空間、都市の記憶を物語る空間など、さまざまな都市の空間のなかにとけ込む作品の魅力を、場との対話とともに感じられることでしょう。
 
安田侃 公式HP
 
※掲載した画像は、本展が公共性の高い展示会であるとの、当ブログ独自のガイドラインに基づき、公式HPよりお借りしたものです。
 
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あしたはきょうよりもっといい日。