「観るだけ美術部」部長のブログ

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[汽車旅]★旧十勝監獄 石油庫

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(緑ヶ丘公園に移築されている 旧十勝監獄石油庫)
 
★旧十勝監獄 石油庫 (始発駅:帯広駅から、徒歩20分)
 北海道集治監十勝分監は、1895年(明治28年)に開庁。1887年(明治36年)十勝監獄として独立改称し、囚徒数1,300名を収容していました。その規模は現在の帯広駅以南から、東は札内河岸、西は芽室町の北伏古地区にまで広がっていました。総面積1,700km2、現在の帯広市の面積が600km2なので、帯広市の3倍近い面積ということになります。もっとも、「農業監獄」と言われたように、そのほとんどは開墾農地だったようです。1920年(大正9年)の庁舎焼失後に規模を縮小し、その後広大な監獄用地は払い下げられ、現在は緑ヶ丘公園内に「十勝監獄跡」の石碑と石油庫のみが残されています。
 この石油庫は、1901年(明治34年)に建築されました。煉瓦造り1階建て。正門近くの土塀に沿ってに建てられ、当初は灯火用の油保管庫として用いられていました。鬼瓦に刻まれた「水」の字や軒の繰型が、外観を引き締めています。ここに使われている煉瓦と屋根瓦は、囚人が獄内の煉瓦工場で焼いたもの。煉瓦には十字の葉形の刻印があり、配列は格段に長手と小口を交互に並べる、当時としては非常にめずらしい「フランス積み」と呼ばれる工法がとられています。1982年(昭和57年)には、建物としては最初の帯広市指定文化財となりました。
 
★「観るだけ美術部」部長のブログ、「帯広市立緑ヶ丘公園」紹介ページへのリンク
 
※なお、ここに掲載した画像は、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
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