(ジョヴァンニ・セガンティーニ 『アルプスの真昼』 1891年、油彩、
セガンティーニ美術館(オットー・フィッシュバッハー財団より寄託) )
★アルプスの画家 セガンティーニ展
静岡市立美術館、2011年9月3日(土)-10月23日(日)
ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-1899)は、19世紀のイタリア、スイスを代表する画家です。不遇な少年時代を過ごした彼は画家を志し、17歳でブレラ美術学校に入学します。初期の明暗法を用いた作品は当時の批評家の注目を集め「イタリアのミレー」とも評されました。28歳の時、彼はより明るい光を求めスイス・アルプスへと向かいます。この時期フランスではスーラが点描で描いた作品を発表していますが、彼もまた独自の色彩分割技法を用いて、アルプスの風景やそこで暮らす人々を描きました。その後、アルプスの風景に母性や生命などの内省的なテーマを結びつけるようになり、象徴主義の傾向を示します。しかし「私の山がみたい」という言葉を残し、41歳で急死するまで、身近にある対象を見つめその本質を描こうとする姿勢は生涯を通じて変わりませんでした。
セガンティーニの作品がまとまって紹介されることは珍しく、日本では1978年の開催以来33年ぶりとなる展覧会です。本展では、代表作『アルプスの真昼』をはじめ、国内外のコレクションから集められた作品約60点を展示します。この機会にぜひお楽しみください。
セガンティーニの作品がまとまって紹介されることは珍しく、日本では1978年の開催以来33年ぶりとなる展覧会です。本展では、代表作『アルプスの真昼』をはじめ、国内外のコレクションから集められた作品約60点を展示します。この機会にぜひお楽しみください。
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