(北炭汽船夕張鉄道線 第五志幌加別川橋梁)
★北炭汽船夕張鉄道線 第五志幌加別川橋梁
8月に夕張を探訪したときに、鹿ノ谷駅を過ぎたあたりで、風格のある石積みの橋脚を見つけました。思わず写真に撮り、後日その謂れを調べてみたのですが、くわしくはわからず、しばらくそのまま放置していました。
きのう何気なく、本久公洋さんの著書『北海道の鉄道廃線跡』(北海道新聞社)を読んでいたところ、この橋梁の記事を見つけました。この橋梁は、かつての北炭汽船夕張鉄道線(以下、夕張鉄道)に使われたものだそうです。手前が夕張鉄道のもので、道路部分は鉄骨ガーダーが撤去されています。奥に平行して掛かっている橋脚は、石勝線のもので、現在も使われています。道路を挟んだ対岸には煉瓦積みの橋台も残されています。夕張鉄道は、1926年(大正15年)に全線開通しているので、この橋脚もそのときに造られたものと思われます。夕張鉄道はその後、1975年(昭和50年)に廃止されています。とても風格のある鉄道遺構です。
※なお、ここに掲載した画像は、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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