東京国立博物館、2011年7月20日(水)-9月25日(日)
密教の教えは奥深く、文筆で表し尽くすことはむずかしいので、図画を用いて教えを広める、という言葉を空海は残しています。そのため真言密教では造形を重視しました。この展覧会では、空海が唐から請来したもの、自筆の書、指導して造った仏像など空海ゆかりの作品と、その思想的な息吹を色濃くとどめる時代の作品を中心に、真言密教の名品の数々を観ることができます。
本展のすごいところは、『聾瞽指帰(ろうこしいき)』(国宝)、『風信帖(ふうしんじょう)』(国宝)といった、門外不出の資料を、実際に観ることができるということです。展示されている99%が、国宝または重要文化財だそうです。部長も実際に観ることができました。しかし、四国を実際にお遍路して歩いた部長としては、「空海」は、「弘法大師」、さらに「お大師さま」であり、ちょっと複雑な思いで鑑賞しました。それにしても、そのボリュームに圧倒されます。
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