(『慧賢皇貴妃朝服像(けいけんこうきひちょうふくぞう)』
道立近代美術館、2011年7月15日(金)-8月21日(日)
明時代以降の歴代皇帝のうち、24人の皇帝が居住した北京故宮博物院(紫禁城)に所蔵されている明・清両宮廷ゆかりの絵画、工芸、服飾、宝飾などの国家一級文物を含む名品約200点を通して、中国宮廷文化の精髄を紹介します。本展では、后妃や宮女など故宮に生きた女性たちの知られざる波瀾万丈の生涯とそのまなざしをテーマに、彼女たちの鮮烈な生の輝きに照らされて浮かび上がる「地上の天宮・紫禁城」の魅力をドラマチックに描き出していきます。
なかでも特別出品として、儒教思想を背景とした女性の徳と教育をテーマに描いた故宮秘蔵の南宋の名画 『女孝経図巻』(おんなこうきょうずかん)を海外初公開します。さらに、西太后をはじめ后妃たちが用いた貴重で豪華な食器セットの再現コーナーは、本展の大きな見所となっています。これは、故宮博物院としても初の試みとなります。その他、珍妃ゆかりの品、皇帝が子ども時代に使用した生活用品などの興味深い品々も展示します。
なかでも特別出品として、儒教思想を背景とした女性の徳と教育をテーマに描いた故宮秘蔵の南宋の名画 『女孝経図巻』(おんなこうきょうずかん)を海外初公開します。さらに、西太后をはじめ后妃たちが用いた貴重で豪華な食器セットの再現コーナーは、本展の大きな見所となっています。これは、故宮博物院としても初の試みとなります。その他、珍妃ゆかりの品、皇帝が子ども時代に使用した生活用品などの興味深い品々も展示します。