(有島武郎 『やちだもの木』
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さて、メモリアル記事の際の、毎回恒例の「部長の好きな絵」シリーズです。今回は、有島武郎の『やちだもの木』です。有島武郎というと、『或る女』『カインの末裔』などに代表されるような、小説家としての顔が有名ですが、彼は傑出した画家でもありました。北海道最初の公募展『道展』ができるまで、北海道の美術界を牽引してきた北海道大学美術部『黒百合会』を創設、最初の顧問に就いたのが彼です。そのエピソードは、青年画家・木田金次郎が、有島武郎のもとを訪れたことを題材にした作品、『生まれいづる悩み』にも、エピソードとして取上げられています。この作品『やちだもの木』は、明治時代の、まだ原生林が繁茂する北海道の雰囲気を、よく表現しています。陰鬱とした天気と、それでいて、垢抜けようとしている北海道大学の、希望に満ちた農場の雰囲気です。
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