(パブロ・ピカソ 『泣く女』)
★ピカソと20世紀美術の巨匠たち展
三越札幌店、2011年3月15日(火)-3月21日(月・祝)
パブロ・ピカソは、人間の存在に強い関心を示し、その75年以上にわたる長い画家生活において、常に人間とその世界をテーマとする作品の制作を続け、数多くの傑作を残しました。本展では、そんなパブロ・ピカソの版画作品を中心に、ピカソと同時代に活躍したシャガール、ミロ、フジタなどの巨匠作家の版画作品約60余点を一堂に展覧いたします。
★「観るだけ美術部員」のつぶやき
ピカソは、モテたそうで、同時に恋人が数人いた時期もあったそうです。すると当然、アトリエとかで、その二人の女性はバッティングすることもありますよね。そのときにピカソが放った言葉は何と、「おれが欲しければ、そいつに勝て!」だったそうです(!!)。そのときの女性の表情が、この名作『泣く女』のモチーフだとも伝えられています。
(パブロ・ピカソ 『アヴニョンの女たち』1907、
ニューヨーク近代美術館所蔵)
よくマンガでは、正面から描いた顔であっても、鼻は横側から見た構図(ゝ←こんな鼻)ですよね。あれの発祥は、ピカソの、この『アヴィニョンの女たち』だと言われているそうです。マンガの世界で、ごくごく当たり前に描かれている「正面を向いた顔でも、鼻だけは左右から観た形」というのは、じつはこんな謂れがあったのですね。そう考えると、ピカソの難解な世界を柔軟に受け入れている若者って、じつはすごいのかな、と思います。
★三越札幌店、美術画廊HP
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