「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[旅行記]★アンコール・ワットの壁画(南面東側)

 ヴェトナムとカンボジアを旅行してきました。その「みやげ話」を、ぼちぼち載せていきます。
 今回アンコール・ワットという遺跡に行きました。有名な遺跡です。ここは、建築学的に貴重なこともさることながら、その壁画(レリーフ)の素晴らしさも有名です。
 
★「観るだけ美術部員」のブログ、「旅行案内」アンコール・ワット 紹介ページへのリンク
 
 アンコール・ワットの第一回廊の南面東側には、「天国と地獄」の様子が彫られています。
 
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 ここに彫られているのが「閻魔大王」です。日本でもおなじみですね。頭の部分に、かつての彩色が、僅かに残されています。
 
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 その「閻魔大王」が、死後の世界に来た人々ひとりひとりに、剣を突きつけながら判決を下しています。刑の軽減を懇願している人たちが右側に並んでいます。
 
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 しかし、その懇願もむなしく、生前に悪いことをした人たちは、無残にも地獄に落とされるのでした。地獄では、剣を持った番人が待ち構えていますね。
 
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 地獄では、どんな仕打ちが待っているのでしょうか。なんとこれは、目玉をくりぬかれているところです。ああ、恐ろしい。
 
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 これは、全身に釘を刺されているところです。磔にされて苦しみもだえている様子が、なんともリアルじゃないですか。
 
 ・・・教訓。悪いことはしないほうがいいですね。地獄に落とされたくないですもの。
 
(追記)これは、アンコール・ワットを造営したスールヤ・ヴァルマン2世が、政敵に過酷な処罰を行ったことを意味している、という説もあります。
 
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