「観るだけ美術部」部長のブログ

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[旅行案内]★ヴェトナム・コーヒー(ヴェトナム・16)

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★ヴェトナム・コーヒー
 ここで取りあげるヴェトナム・コーヒーとは、コーヒーの抽出方法の一種であり、「ヴェトナム・コーヒー」という品種の説明ではありません。このコーヒーの抽出方法は、ヴェトナムで一般的な飲み方でもあります。深めに煎った豆を、フランス式のフィルターで抽出し、加糖練乳を加えて飲むのが一般的で、濃厚な味わいがあります。 
 ヴェトナム語で、コーヒーは、フランス語と同じように「cà phê(カフェ)」と呼ぶように、基本的に植民地支配を受けたフランスの手法を取り入れた飲みかたをします。ヴェトナムにコーヒーが持ち込まれたのは19世紀。気候がコーヒー栽培に適していることに目をつけたフランス人によって、植民地化とともにコーヒーの栽培も始まりました。現在は、アラビカ種も増えていますが、地元では、初期から栽培されているロブスタ種のコーヒー豆を用いることが多いと言われています。意外と知られていませんが、ヴェトナムは、コーヒー豆の輸出はブラジルについで世界第2位だそうです。ヴェトナム人は、よくコーヒーを飲みます。ヴェトナム全土、どんな小さな町へ行っても、必ずカフェがあります。
 抽出方法としては、アルミニウム、またはステンレス製の、底に細かい穴を多数開けた、フランス伝統の組み合わせ式フィルターを使って淹れます。このフィルターは、通常カップに乗せる平たい部分、湯を受ける筒状の部分、筒の中に入れるフィルターという3重の構造で、それぞれに細かい穴を開けて、粉砕した豆がカップに落ちないように作られていますが、どうしても粉状のコーヒーが穴を塞ぐ形となって、簡単には湯が通りません。このため、抽出には5分から10分程度の時間がかかり、また、たくさんの湯を受ける大きさとなっていないため、濃く抽出されます。ぽたぽたとコーヒーが落ちる様子から、このスタイルの淹れ方を、中国語で「滴滴咖啡(ディーディーカーフェイ)」と呼ぶことがあるようです。
 そのままでは、苦いため、「cà phê sữa(カフェ・スア)」と呼ぶ、ミルクコーヒーにして飲むのが普通。しかし、生乳は使わず、コンデンスミルクを用いるところが特徴です。また、後で加えるのではなく、あらかじめカップの底にコンデンスミルクを入れておき、その上からコーヒーを淹れ、飲む際にスプーンでかき混ぜます。濃厚で甘く、コーヒーキャンディーをなめている時に近い味を覚える。
 ヴェトナムのカフェなどでコーヒーを頼むと、大抵は口直しにポット入りのジャスミンハスの葉茶がついてきます。また、別途、ケーキの粉で作った餅菓子の類を注文して食べることもあります。
 
★「ヴェトナム・コーヒーの淹れかた」HP
 
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あしたはきょうよりもっといい日。