
★プノンバケンの丘
プノンバケン山は、高さが60mほどもあります。自然の丘陵を利用した急勾配の参道を登りつめると、テラス状の広場があり、その奥にピラミッド式の遺跡、プノンバケンがあります。ここは、遺跡そのものも価値がありますが、アンコール・ワットの夕焼けを美しく見られる場所として有名です。夕焼けの時刻は、たくさんの観光客でごった返すので、やや早めの時間に登って、ゆっくりとパノラマを鑑賞するのがお勧めです。
プノンバケンの遺跡は、ヤショーヴァルマン1世が、ヤショーダラプラの王都の中心として須弥山を表現して築いた寺院です。自然の地形を生かしながら6層の基壇が積み上げられ、中央に5棟の祠堂があるます。最上部を除く5層には、各12棟の小さな祠堂が配置され、最下部の周囲には44棟のレンガ造りの祠堂が配置されています。造形的には、インドネシア・ジャワ島のボルブドゥール遺跡と類似しています。
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