(天秤棒を担いで歩く人々の様子は健在)
★ハノイ旧市街(36通り)
ホアンキエム湖の北側一帯は、「ハノイ36通り」と呼ばれる旧市街地区です。11世紀、李朝の王都、タンロン(昇龍)が置かれて以来、産業の中心地として繁栄してきた地区でもあります。このあたり一帯は、伝統的建築物保存地区に指定されており、許可なく取り壊しや建て替えができないことになっています。そのため、土産物屋通り、お菓子屋通り、衣料品通り、金物屋通りなどが往時のままに残されています。そんな個性的な通りや、細くて狭い路地が迷路のように入り込み、古い家並みが続いている旧市街を、時間を忘れて、気の向くままに歩いてみたいものです。クルマやバイク、自転車、人、天秤棒を担いだ行商人などが目まぐるしく行き交い、古きよきヴェトナムを感じさせてくれます。