「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[刺繍展]★久家道子 フランス刺繍・プチポワン展

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★久家道子 フランス刺繍・プチポワン展
 三越札幌店、2010年11月30日(火)-12月6日(月)
 織り糸を数えながら、キャンバスの布目を刺すフランス刺繍が、プチポアンです。他のカウンテッド・スレッド・ステッチと大きく異なる点は、ステッチの針目の細かさ。最も目の粗い布でも、1cm角のなかに50ステッチ以上刺し込まれます。1cmの間に10本織り目が数えられる10目、12目、15目キャンバスと呼ばれる絹の刺繍布があり、最も細かく価値の高い刺繍は、1cm角のなかに300目も差し込まれ、刺し上がりもより緻密で美しくなります。刺し方はテントステッチ。布の糸と糸が交差したところを、斜めにバックステッチで刺していく手法で、 刺繍に厚みが出るのが特徴です。よくプチポアンは親子代々100年もの使用に耐えると言われるのは、この厚みを持たせた丈夫な刺繍手法によるところが大きいと言えます。加えて美しさの要である色彩は、約500色に及ぶ刺繍糸から選びつくられています。色糸を指示する記号マークに従って、一針一針模様を刺し進めていきます。
 
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 久家道子さんは、このプチポアンの華やかな色彩、優れた技巧に魅せられて、当時のデザインの素晴らしさや、色使いや刺繍の美しさを多くの人たちに伝えて共有したいと、その制作と普及に尽力してきました。プチポアンの美しさは、ひと針ひと針刺しながら、仕上がりに胸をときめかす、こうした職人の思いがあるからでしょう。
 
三越札幌店、本館9階イベントスペースHP
 
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