Kitara、2010年12月2日(木) 18:30
※ドレスデン聖十字架合唱団
ドレスデン聖十字架教会直属の組織としてスタートし、800年近い歴史をもつ世界で最も古い少年合唱団の一つとして、世界にその実力を示しています。古くは、バッハやモーツァルトがこの合唱団を賞賛し、メンバーからは、ペーター・シュライヤー(テノール)、テオ・アダム(バス)らの歌手や、バッハ演奏の権威と言われたカール・リヒターなど、多くの著名な音楽家を生み出しています。
全寮制の合唱団には、9歳から19歳までの少年150人が在籍し、ソプラノ、アルト、テノール、バスの声域をそれぞれが担当しています。伝統に深く根ざした活動をする一方で、合唱団は数々のコンサートホールにも迎えられ、さらには諸外国を巡り、アメリカ、日本、イスラエルなどでも親しまれるようになりました。また、そのたぐい稀な美声を買われて、オペラのソリストとして招かれたメンバーは、「トスカ」や「魔笛」で世界的な評判を獲得しています。
1997年、宗教音楽と合唱指揮のスペシャリストとして著名なローデリッヒ・クライレ氏が、ミュンヘンから招かれ、第28代クロイツカントール(音楽監督)に就任して以来、この名門合唱団の評価はさらに高まっています。
楽団の起源は、15世紀までさかのぼり、宮廷から独立した市の音楽振興事業として活動を続けてきました。ドレスデン・フィルの成立は、1870年ドレスデンに初めて、市民のためのコンサートホールが開館したことに起因しています。1915年、正式に楽団名称を「ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団」と改め、2005年には、創立135周年を迎えました。ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、R.シュトラウス等の作曲家が、自身の作品を指揮し、また、ニキシュ、アーベントロート、ヨッフム、カイルベルト、E.クライバー、クナッパーブッシュ、コンヴィチュニーなどの、そうそうたる顔ぶれがその指揮台に登場したことでも有名。また、マズア、ブラッソン、ヤノフスキなどが首席指揮者を務めてきたことでも知られています。1909年には、ドイツのオーケストラで初めてとなるアメリカ演奏旅行を行いました。また、1930年代に、ブルックナーの交響曲全曲の初稿版を初めて演奏し、これにより、“ブルックナー・オーケストラ”の名でも親しまれています。
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