★水上人形劇(ウォーターパペット)
その名のとおり、水上で人形を操りながら、民話などに基づくストーリーを展開するもの。ヴェトナムを代表する伝統芸能でもあります。いまでは、ヴェトナムの各地で公演されていますが、発祥は北部ハノイ市と言われています。舞台は3-5分の短編が17話。木でできた人形の魚が、本物そっくりに水面を泳ぎ回ったり、あるいは釣り針に引っかかってもがくさまなど、実に細かな芸が随所にちりばめられており、観客を飽きさせません。BGMとなるヴェトナム伝統楽器の軽やかな音色もノスタルジック。演奏者も、一流どころを揃えています。
この水上人形劇は、1000年の歴史があると言われています。もともと、タイピン省の農民たちが、収穫の祭りの際に屋外の水辺を使って演じていたもので、それが李朝、陳朝(11-15世紀)のころに、ハノイ市周辺で娯楽として広まったとされています。
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