★金子沙永「見ることの不確かさと面白さ」
北海道立近代美術館、2023年5月27日(土)11:00
(WEBサイト→)
「だまし絵」に代表されるような、観る者の眼を惑わす作品は、古今東西で制作され、多くの人々に親しまれてきました。視覚を欺くトリックや、現実にはありえないイリュージョンの世界には、鑑賞者を「!」とさせる驚きや面白さがあり、私たちの心を捉えてやみません。
美術家たちは、人間の資格の不確かさや、無意識のうちに抱く先入観と固定観念を逆手に取ることにより、こうした表現を生み出しました。時にユーモラスに、時に「観るということは何か」を問いながら、多彩なしかけを作品に込めてきたのです。
本展では、様ざまな手法によって作られた錯覚や幻想的なイメージに着目し、国内外の作家による絵画や彫刻、映像、メディア・アートなど、およそ70点をご紹介いたします。不思議で愉しい作品の数々をご覧ください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。