「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[企画展]★加藤顕清 そこに「人間像」はあるか展

(加藤顕清『横たわる裸婦』、1961年ごろ)

★加藤顕清 そこに「人間像」はあるか展

 札幌芸術の森美術館、2022年11月19日(土)-2023年3月12日(日)

(WEBサイト→)

artpark.or.jp

 生後間もなく北海道に移り住み、旧制中学校卒業までをこの地で過ごした加藤顕清(1894年-1966年)は、日本の彫刻会において昭和初期より頭角を現し、1960年代にかけてその発展を支えました。謹厳で端正な美をたたえた人物像の制作に邁進し、長きにわたり帝展、日展など、文部省が管轄するいわゆる官展系の審査員を務めます。戦後の彫刻会は野外彫刻の全盛期を迎え、この時期には本郷新や佐藤忠良ら、北海道にゆかりの作家が多く活躍しましたが、彼らの一世代ほど上に当たり、後進の育成にも力を注いだのが加藤でした。

 本展では当館の収蔵品のなかから、加藤顕清が終生テーマとした人物像や、北海道との関わりをうかがわせる馬の彫刻を中心に展覧します。実直な作風によりアカデミックな彫刻の一典型を作り上げると共に、彫刻界の発展に力を注いだ加藤による作品の数々をご覧ください。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、札幌芸術の森美術館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。