室蘭市民美術館、2022年10月4日(火)-11月6日(日)
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室蘭出身であり、道内の女性洋画家の先駆けでもあった西村貴久子さん(1905-82年)の回顧展です。西村貴久子さんは、1929年(昭和4年)文部省帝国美術院展覧会(帝展)において『F嬢』が初入選。1947年(昭和22年)『丘の朝』が日展にて特選を受賞。以後『室蘭港』(1958年(昭和33年)、室蘭市立図書館所蔵)を制作するなど精力的に活動されました。特に、西村貴久子さんの作品に観られる独特の深い青色は「貴久子ブルー」と呼ばれ、愛されてきました。また、西村貴久子さんは道内の公募展「全道展」の設立にも大きく貢献されています。1981年(昭和56年)には紺綬褒章を受章されています。本展では、室蘭市初出店の作品を含め、およそ20点あまりが展示されます。