「観るだけ美術部」部長のブログ

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[講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 金子みすゞの世界展」

金子みすゞ

★(当館学芸員)「見どころ解説 金子みすゞの世界展」

 北海道立文学館、2022年10月19日(水)11:00

(WEBサイト→)

www.h-bungaku.or.jp

金子みすゞの世界展)

 金子みすゞ(1903年-1930年)は、大正から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人です。20歳のころから童謡を書き始め、雑誌に投稿するや否や、4つの雑誌すべてに掲載されました。とりわけ『童話』の選者であった西條八十からは高く評価され、多くの読者の憧れの的となりました。

(『金子みすゞ 名詩集』)

 しかしそれは長く続きませんでした。西條八十の留学や、昭和に入ってからの童謡運動の衰退、病気、離婚などの苦難が次々と身に降りかかり、金子みすゞは26歳の若さで服毒自殺します。その後、金子みすゞの名は長く忘れられてきましたが、1982年(昭和57年)童謡詩人の矢崎節夫さんが手書きの3冊の詩集を発見。全集として刊行されると、みすゞの名は次第に世に知られるようになりました。多くの人が見過ごしてしまいがちなものの存在に眼を向けた、みすゞの温かみのある童謡は、現在でも多くの人に親しまれています。

 本展では、金子みすゞの生涯や、彼女の童謡の世界を紹介いたします。

金子みすゞ「こだまでせうか」)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。

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