★(当館学芸員)「ギャラリートーク ルーヴル美術館の銅版画展」
北網圏北見文化センター、2022年8月6日(土)11:00
(WEBサイト→)
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館には、「カルコグラフィー」が数多くコレクションされています。カルコグラフィーとは、ルーヴル美術館の銅版画原版コレクション保管室、およびその公募で印刷された版画を指します。
ルーヴル美術館のカルコグラフィー室は、ルイ14世の時代に造られた「王の版画原版収集室」のコレクションなどを中心に、1797年に設立されました。このときカルコグラフィー室は、版画技術の保存と、ルーヴル美術館の重要作品を版画によって記録する役割を担うこととなります。
銅版画は、その細密さから記録性および再現性に優れ、また、複製できるため、知識や思想の普及にも深く寄与してきました。本展では、ルーヴル美術館カルコグラフィー室が所蔵するおよそ13,000点もの原版の中から、日本での特別公開のために、当時の貴重な版を用いて刷られた銅版画130点をご紹介いたします。ルーヴル美術館が長い時間をかけて集め培ってきた美のエッセンスを、この展覧会でじっくりとお楽しみください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北網圏北見文化センターさま(HP)よりお借りしました。