「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★小樽の能楽 旧岡崎家能舞台と能面・装束の世界展

(小樽の能楽 展)

★小樽の能楽 旧岡崎家能舞台と能面・装束の世界展

 市立小樽美術館、2022年5月14日(土)-7月10日(日)

(WEBサイト→)

otarubij-kyoryoku.com

 小樽には、北海道唯一の能舞台「旧岡崎家能舞台」があり、小樽市指定歴史的建造物に登録されています。江戸幕府が幕末に整えた最上級の格式にのっとっている能舞台として、東北以北で唯一のものとされます。旧岡崎家能舞台は、大正15年、小樽の商人岡崎謙が、入船の自邸の中庭に見所とともに創建しました。没後、岡崎家から舞台部分を切り離して小樽市に譲られ、昭和36年に旧小樽区公会堂とともに小樽公園内に移築されました。その後、能舞台の整備と有効利用を目的に、「能に親しむ会」、続いて「旧岡崎家能舞台を生かす会」が発足。同会は、移築してから演能されずにあった能舞台の復活を願い、活動を積み重ねました。このような活動が評価され、平成23年「旧岡崎家能舞台を生かす会」は、北海道地域文化奨励を受賞しています。

 いっぽう、能面作家の外沢照章は、能舞台に魅かれて小樽に移住を決め、演能への作品提供や能舞台に隣接する公会堂を拠点に15年にわたる公開制作や能面展を開催しました。

 本展は、北海道に能楽文化を根付かせる原動力となった歴史的能舞台「旧岡崎家能舞台」にちなみ、岡崎家ゆかりの品々、多彩な装束、謡本、扇子類と、能舞台に建築模型・設計図、外沢照章制作の能面の数々を展覧するものです。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、市立小樽美術館さま(HP)よりお借りしました。

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