「観るだけ美術部」部長さんぽ。コロナ禍でもあることから、わが家は遠出はせず、室蘭市内のサクラを観てきました。
わが家のサクラは、こちら
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きょうは史跡にも指定されている「旧南部藩陣屋跡」のサクラをご紹介いたします。
こちらの旧南部藩陣屋跡は、幕末に南下してきたロシアに対抗するため、蝦夷地の各地に造られた陣屋(防衛拠点)のうち、南部藩によって室蘭(モロラン)に築かれた陣屋の跡地です。いまでは建築物は残っていませんが、発掘され特別史跡に指定されています。
室蘭市では満開宣言が出ていましたが、ここは8部咲きという感じでした。それでも、次の日から天気が荒れるという予報が出ていましたので、散る前に観たいと思い、出かけることにしました。みなさんもっと有名な名所に出かけているのか、見物客はまばらでした。
ぼくはサクラだけ見るというよりも、そこに歴史的な建物や遺構、列車や駅舎などとセットで観るほうが好きです。南部藩陣屋跡には稲荷神社もあります。家族の健康をお祈りしてきました。
今年もサクラをこうして観ることができた、ということは、何にも代えがたい幸せな時間だなと思いました。サクラって、観ると幸せな気持ちになります。
北海道のサクラは、GW後半にはもう散ってしまいそうです。雨が降ったり、風が強くなったりすると、もう少しサクラを長く観させておくれ、という気持ちにもなりますね。サクラが葉桜になると、北海道にもようやく遅い初夏が訪れることになります。
散る桜 残る桜も 散る桜 (西行法師)