この日は少し、日程に余裕がありそうです。きょうは、ナリンからカラコルという村を経由して、イシククル湖の南岸に設置されたユルタに宿泊します。
ナリン村からおよそ3時間ほどで、コチコル村に到着しました。ここにはフェルト工房があり、休憩も兼ねて工房を見学させてもらいました。
フェルトは、遊牧民の生活に欠かすことはできない民芸品です。マット、キルギス帽子、手袋など、いろいろなものに加工して売られています。マットは、大きさで値段が決まります。
コチコル村を出て、また3時間ほどクルマを走らせると、ようやくイシククル湖が見えてきました。玄奘三蔵『大唐西域記』に「熱湖」と記載されている不凍湖が、このイシククル湖(標高1,606m)です。厳冬期でも凍らないと言いたいのでしょうけど、「熱湖」という表現は、どうなんでしょうか。ちなみに、湖底に沈んだ集落があるらしいです。
きょうも、ユルタに宿泊です。ユルタは快適です。この日宿泊したユルタは、イシククル湖の南岸に設置されています。ここから湖岸は見えませんが、翌日湖岸半周ドライブする予定ですので、楽しみにして就寝しましょう。