★アイヌのくらし 時代・地域・さまざまな姿 展
北海道博物館、2021年10月16日(日)ー12月12日(日)
(WEBサイト→)
2018年の北海道命名150年、2020年の民族共生象徴空間ウポポイのオープンを経て、国内ではこれまでになくアイヌの人びとの歴史・文化への注目高まっています。一方で、アイヌ文化を象徴するものとして取り上げられる工芸品や伝統的文化が、それらの大部分が収集・記録された近世・近代の歴史的状況の中でいかにして形作られ、どのような地域差を持ちつつ展開していたのかといった点については、紹介される機会は少ないのではないでしょうか。
そこで今回、近年のアイヌ史・アイヌ文化研究の蓄積を踏まえ、工芸品に軸を据えつつ、それらが生み出された背後にどのような人々の暮らしがあったのかをテーマとする展示を企画しました。
アイヌ文化は、北海道・樺太・千島に閉じていたわけではなく、近世以来、本州産の各種宝物の流通、アイヌの人びとが創り出した品物の本州への流通も相当な規模に及んでいたことが知られています。本展では、そのような側面にも焦点を当て、近世・近代以降の政治社会情勢の中を生きたアイヌの人びとのあゆみをご紹介いたします。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道博物館さま(HP)よりお借りしました。