市立小樽文学館、2020年12月5日(土)-2021年1月31日(日)
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河野常吉は、1862年(文久2年)長野県東筑摩郡島内村(現在の松本市)の学者の家庭に生まれました。24歳で新聞編集に携わって自由民権運動の志士とも交流。1894年(明治27年)31歳のときに北海道を訪問。道庁の嘱託となった彼は、新殖民地における状況調査に当たることになり、石狩・胆振・渡島・後志を皮切りに、まだ未開の原野と森林の広がる道東・道北にまで足を運び、見聞した詳細な記録と共に、まず根室・北見・日高・釧路・十勝の『北海道殖民状況報文』を順次刊行しました。今回の展覧会では、北海道史研究のパイオニア・河野常吉の足跡を、著書・草稿・写真などの展示を通してご紹介します。