「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[特別展]★八王子千人同心と蝦夷地展

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八王子千人同心蝦夷地展)

八王子千人同心蝦夷地展

 苫小牧市美術博物館、2020年10月10日(土)-12月13日(日)

(WEBサイト→)

www.city.tomakomai.hokkaido.jp

 

 八王子千人同心は、蝦夷地の防衛と開拓のために、1800年(寛政12年)に武蔵国八王子(現在の東京都八王子市)から蝦夷地に渡りました。体調の千人頭原半左衛門とその弟原新介は、同心の師弟100人を率い、半左衛門は50人を引き連れてシラヌカ(現在の白糠町)へ、新介はユウフツ(現在の苫小牧市勇払)に入り、警備、開墾などに従事しましたが、病人や死者が続出したため、移住4年目に解散します。

 本展は、今年で八王子千人同心がユウフツにやって来て220年を迎えることから、江戸時代における八王子千人同心蝦夷地での事績をあらためて紹介します。ユウフツでの移住が試みられた第一次幕領期(19世紀初頭)とともに、道南地域へ移住した第二次幕領期(19世紀中期)における千人同心の歴史についても関連資料から振り返ります。特に、近年釧路市で発見された「原胤敦奉納鰐口(はらたねあつほうのうわにぐち)」は、千人同心の蝦夷地での足跡を知る上でとても貴重な資料であり、初公開となります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、苫小牧市美術博物館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。