「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[レトロ宿]★野中温泉 別館、本館(足寄町、雌阿寒温泉)

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雌阿寒温泉という名前ですが、地元では「野中温泉」のほうが通りがよい)

★野中温泉 別館、本館(足寄町、野中温泉(雌阿寒温泉))

 野中温泉は、1914年(大正3年)に創業した小規模老舗温泉旅館です。旧ユースホステルの本館と、1969年(昭和44年)に開業した国民宿舎の別館があります。世界最高齢の男性として認定された2代目経営者、野中正造さんが住んでおられたことでも有名。長寿の湯とも言えるでしょう。泉質がよいと評判です。日帰り入浴料は350円。本館は日帰り入浴のみで、宿泊は別館で扱っています。別館と言っても、本館よりも大きく、館内も改装されて綺麗になりました。

 

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(野中温泉別館の内湯。板張りの雰囲気が懐かしい)

 別館の浴場には、露天風呂が1つと内湯が1つ。浴室はそれほど広くはありませんが、壁面や床面は板張りで、本州の歴史ある温泉地を連想させます。床面は滑りやすいので、ご注意ください。木製の内湯は10人くらいが入浴できそうな大きさで、100%天然源泉掛流の温泉がじゃんじゃん湯船に供給されます。湧出量が豊富で、どんどんお湯が掛け流されていてなんとも気持ち良い気分。お湯の触感はトロッとした感じです。シャワーやカランはないので、入浴前に掛け湯してから入浴しましょう。また、内湯では硫化水素中毒を防ぐために、長湯しないでくださいとのことでした。

 本館は旧ユースホステルで、現在は日帰り入浴専門の施設です。日帰り入浴料は200円(破格!)。浴場に内湯が1つ。板張りの浴室は、窓が大きいので、太陽の光が燦々と降り注ぎ、こちらも気持ちのよい空間です。

あしたはきょうよりもっといい日。