★大正・昭和の鳥瞰図と、空から見た昭和30年代の苫小牧展
苫小牧市美術博物館、2020年2月8日(土)-3月29日(日)
(WEBサイト→)
http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/hakubutsukan/tenrankai/tyoukanzu.html
大正時代から昭和時代のはじめ、鉄道網の発達に伴い空前の行楽ブームが到来すると、鳥の目で高いところから見下ろしたように描いた鳥瞰図(ちょうかんず)が、各地の宣伝と集客のために多数作成されました。一方、港の起工式を間近に控えた昭和20年代後半の苫小牧でも吉田初三郎の鳥瞰図が制作され、同30年代以降には地元の写真家の空撮により発展する街の様子が記録されました。
本展では吉田初三郎はじめ金子常光など鳥瞰図の代表的作家の作品を紹介するとともに、旧志方写真工芸社が撮影した今から60年ほど前の市街地と現在の空撮写真とを対比します。絵師達が想像力を駆使して描いた図と大きく変貌を遂げつつあった活力あふれる街の姿を、鳥たちの視点からご覧いただき、苫小牧の移り変わりを体感して頂ければ幸いです。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、苫小牧美術博物館さま(HP)よりお借りしました。