「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[コンサ]★J1第30節~第34節、ルヴァンカップ決勝

 長いようで、あっという間だったような、2019年シーズンも終わりました。我らが北海道コンサドーレ札幌は、J1残留という最低限のミッションを達成しました。順位は10位でフィニッシュ。昨季4位というところから見ると、順位は落としましたが、ルヴァンカップでは決勝まで勝ち上がり、決勝戦もルヴァン史上に残る激戦を演じました。1994年から、サポーター歴26年の自分としては、満足したシーズンでした。

 

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(今季のJ1リーグは10位でフィニッシュ。ルヴァンカップのMF深井のゴールには感動をもらいました!)

 

ル杯決勝   札幌 3-3 川崎(PK戦により川崎の優勝)

J1第30節 札幌 3-0 名古屋

J1第31節 札幌 2-4 横浜FM

J1第32節 札幌 1-2 磐田

J1第33節 札幌 2-0 鳥栖

J1第34節 札幌 1-2 川崎

 

 まずは、ルヴァンカップ決勝。ホームで行われたガンバ大阪戦を観戦、感動をもらいました。本当は、さいたまスタジアムまで行きたかったのですが、仕事の都合もあり、悔しいTV観戦となりました。それでも、画面から聞こえるコンササポの声の大きさに気合が入りました。前半10分にMF菅のシュートが決まり先制。下馬評は圧倒的不利でしたが、このゴールで「いける!」と思いました。しかし、前半終了間際に同点に追いつかれ、ハーフタイムへ。後半はFW小林、MF中村らを投入され、後半43分にその小林に決められ、万事休すか、と思いましたが、ここからドラマが。後半アディショナルタイムも最後の最後、最後のワンプレイで、GKソンユンも上がったところで、DF福森からのFKをMF深井が、これぞ値千金と呼ぶにふさわしいヘディングが決まり、土壇場の土壇場でコンサが追いつきました! MF深井は4度の大けがを乗り越えてきた不屈の男。その深井がゴールを決めたのが、嬉しくて嬉しくて。延長に入り、DF福森のスーパーフリーキックが決まり、川崎のDF谷口が退場となったときには、これで勝った!と思いました。でも、そう思っちゃダメなんですよね。慢心がいけなかった。FW小林に2点目を決められて追いつかれ、PK戦となりました。PK戦では、5番手DF石川、6番手DF進藤が外して、川崎に優勝カップを譲る結果となりましたが、誰も石川や進藤を責められません。PKに「行きます」と手を挙げた舞台裏にもドラマがあり、いま思いだしても涙が止まりません。ルヴァンカップの舞台には間違いなく「見たことのない景色」がありましたし、コンサのこれからの目標は、これまで以上に明確になりました。コンサが目指すところは「初タイトル」です。

 続くJ1リーグは第30節、名古屋グランパスとの対戦でした。ルヴァンカップ決勝を終えたモチベーションの低下が懸念されましたが、そこは選手たちも意地があったのでしょう、今季アウェイでの完敗を帳消しにするような完勝でした。ルヴァンカップから「乗っている」MF深井のゴールが美しかったです。

 第31節は横浜Fマリノスとの対戦でした。いまとなっては、優勝した横浜Fマリノスですから、勢いの差もあったと思いますが、点差ほどは負けた気がしませんでした。おたがい攻撃的なスタイルを崩さず、へんに守りにも入らず、観ていて面白い試合でした。ただ、前半8分のうちに2失点したのは痛かったです。

 第32節はジュビロ磐田との対戦でした。昇格と降格を繰り返してきた北海道コンサドーレ札幌ですから、残留をかけたときのモチベーションの高さは、痛いほどわかります。正直、難しい試合になるとは思っていました。勢いに押されたな、モチベーションも磐田が上回っていたな、と思います。

 第33節はサガン鳥栖との対戦でした。これも、残留争いをしているチームとの対戦で、これまた難しい試合になると思っていましたが、代表ウィークから帰ってきた選手たちの休養がとれたこともよいほうに作用し、なんとか勝ち切ることができました。FWジェイが今季9点目、FW武蔵がキャリアハイの13ゴール目を叩き出しました。

 第34節は最終節、因縁の川崎フロンターレとの対戦でした。コンサのモチベーションは高かったのですが、それが反対によくない方向に作用し、川崎の華麗なパスワークに翻弄されて、早い時間帯に失点を重ねてしまいました。さすがはフロンターレ、と思わせる見事なパスワークでの崩しでした。コンサはMFルーカス・Fのゴールで1点を返すのが精一杯でした。

 

 最後に今季を振り返って。コンサのことをいろいろと言うひともいますが、自分としては、今季の成績には満足しています。今季はミシャ体制の2年目ということもあり、他チームに研究される中、よく頑張ったと思います。チームが目指す方向通り、観ていて楽しい試合が多かったです。勝っても負けても。来季はACL圏内に進んでほしいし、いまのコンサには、それを目指せるだけの力もあります。コンサからA代表の選手がFW武蔵、MF菅、DF進藤と3人も選ばれ(入団内定のMF田中もいる)、韓国代表のGKソンユン、タイ代表のMFチャナティップもいるなど、数年前は考えられなかった陣容となりました。特に、札幌ユースからA代表が出たというのは、長年コンササポをしてきた自分にとっても感慨深い1年となりました。

 来季は、守備にもテコ入れをするとのこと。A代表が抜けたときの試合をどう勝ち切るかも含めて、いまのコンサには伸びしろがいっぱいです。昨日は、選手全員に契約更新の提示をした通り、チームとしても、会社としても、頼もしさと期待感が満載です。来季も頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!!

あしたはきょうよりもっといい日。