「観るだけ美術部」部長のブログ

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[講演会]★村山史歩「友田コレクション 西洋版画の名品展」

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アンドレ・ドラン『「パンタグリュエル物語」よりヴィドゥグレン』、1941年-1943年)

★村山史歩「友田コレクション 西洋版画の名品展」

 北海道立近代美術館、2019年12月1日(日)14:00

(WEBサイト→)

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/exhibition/cl_R11119.htm

 

 「友田コレクション」とは、詩人で児童文学者の友田多喜雄氏が北海道の人々に優れた美術作品の鑑賞機会を提供したいとの思いで、長年にわたり私財を投じて収集してきた近現代の名作版画コレクションです。その数は2,000点をゆうに超え、ピカソシャガール、ミロといった巨匠たちの作品を多く含む、質量ともに個人コレクションとしては第一級の内容です。
 昨年度末、当館は友田氏よりこの膨大なコレクションの寄贈を受けました。本展はそれらを初めて公開するもので、同氏がとりわけ力を注いで収集してきた西洋近代版画の名品約450点を選りすぐってご紹介します。
 マルク・シャガールが自作の詩を添えた多色刷り木版画〈ポエム〉をはじめ、中世のトランプやタロットカードの図柄を研究して制作したアンドレ・ドランの〈パンタグリュエル挿画集〉、パブロ・ピカソ新古典主義時代を代表する銅版画〈メタモルフォーズ〉、ベン・シャーンの晩年の代表作〈リルケ「マルテの手記」より:一行の詩のためには…〉等々、作品はいずれもその独創的な表現から西洋近代版画史上に残る名作ばかりです。とりわけ、ジョルジュ・ルオーの作品は〈ミセレーレ〉全58点のほか、〈ユビュおやじの再生〉全22点、〈「悪の華」のために版刷された14図〉全14点など代表作がずらりと並び、見どころのひとつといえるでしょう。
 この機会に名作版画の多彩な表現に触れながら、美術鑑賞をお楽しみください。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

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