「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★第一洋食店の100年と苫小牧 展

 

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(「第一洋食店の100年と苫小牧」展)

★第一洋食店の100年と苫小牧 展

 苫小牧美術博物館、2019年7月13日(土)-9月16日(月・祝)

(WEBサイト→)

http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/hakubutsukan/tenrankai/daiichi.html

 

 北海道苫小牧市の駅前中心街にある第一洋食店は、大正8年(1919年)に開業した老舗洋食店です。店の歴史は王子製紙(株)苫小牧工場創業をはじまりとする苫小牧の近代化と歩みを共にしています。
 第一洋食店の歴史を紐解くと、大正・昭和・平成、そして令和へとつながる苫小牧100年の物語がみえてきます。

 初代店主の山下十治郎は、横浜グランドホテルにてフランス料理の修行をした後、北海道に渡ります。明治44年(1911年)9月12日、皇太子の行啓に同行したとされ、王子製紙(株)苫小牧工場の迎賓館である王子倶楽部で勤めた後、大正8年(1919年)、苫小牧で最初の洋食店を開業します。現在まで伝わる第一洋食店のレシピは、十治郎が伝えた明治期本格的なフランス料理を守り伝える歴史の味です。

 山下正は、父の指導の下フランス料理を習得し、2代目を継ぎます。希代のコレクターとしての横顔をもつ彼の美意識は、苫小牧にいわば〝第一洋食店カルチャー” を作り出すことになります。正の時代の第一洋食店は、単なる町の洋食店にとどまらない文化サロンとして、多くの文化人や芸術家が訪れました。

 2019年には創業100年の大きな節目を迎えます。当館では三代目店主の山下明氏に協力を仰ぎながらこれまで第一洋食店が集めてきた、あるいは集まってきた資料群の調査を行ってきました。本展では、これらの資料群の全貌をはじめて紹介します。展覧会では同店が担ってきた苫小牧の文化装置としてのあり様を検証し、近代苫小牧の町と人、そしてそこに生まれた文化を紹介します。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、苫小牧市美術博物館さま(HP)よりお借りしました。

 

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