★旧興部駅鉄道記念公園（旧名寄本線、旧興浜南線）
興部駅（おこっぺえき）は、紋別郡興部町に存在した鉄道駅（廃駅）です。急行「紋別」「天都」の停車駅でもありました。単式ホーム１面と島式ホーム１面３線と多数の側線を持つ、列車行き違い可能駅でした。当駅の遠軽側で、興浜南線が分岐していました。その興浜南線は、１９８５年（昭和６０年）に廃止されます。続く１９８９年（平成元年）には名寄本線が廃止となり、興部駅は廃駅となりました。
１９８０年代までは、「ほたてしめじ弁当」などの駅弁が販売されていたそうです。弁当業者（米田弁当店）は、すでに廃業しているのですが、デパートの「駅弁大会」では、「復刻駅弁」として、当時の弁当を模したものが出品されることがあるようです。
興部駅跡はその後、バスターミナル兼用の、「道の駅 おこっぺ」として再生され、現在も生かされています。バスターミナル待合室の一角に、鉄道記念資料館があります。展示物を見ていると、興部駅が興浜南線の起点でもあり、鉄道の要所だったことがよくわかります。かつては、この駅のホームは、なんと１２０ｍもあったそうです。現在も、客車のおかれている部分のホームは残されており、雰囲気を感じることができます。静態展示されているキハ２２型は、１両が簡易宿泊所（ライダーハウス！！）、もう１両がサロン（談話室）として、無料で解放されていました。
↓いつも、こちらを１クリックしていただき、ありがとうございます。旅行に行きた～い！
