「観るだけ美術部」部長のブログ

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[鉄道遺産]★倶知安駅 転車台(鉄道遺産60)

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 倶知安駅(くっちゃんえき)は虻田郡倶知安町北三条西4丁目3にある函館本線です。かつては特急『北海』をはじめ、急行『ニセコ』、『らいでん』などが停車し、胆振線も接続していました。駅名の由来は、アイヌ語の「クチャ・ウン・ナイ(猟人のいる小屋のある沢)」から。計画中の「北海道新幹線の停車駅となる予定です。ホームは2面3線でしたが、胆振線廃止に伴い、駅舎側の単式ホーム(1番のりば)を撤去し、2・3番のりばのみの1面2線島式ホームとなりました。その他、構内に留置線があり、かつては大きな敷地を有する重要な駅だったことがわかります。かつては、立ち食いそば屋が駅舎内にあり、ぼくも寄ったときには楽しみにしていたのですが、残念なことに、2010年3月限りで閉店したそうです。 
 現在は、この通称「山線」には特急・急行列車は1本も走っていません。倶知安の前後にある張碓峠、稲穂峠倶知安峠、目名峠などが立ちはだかっているためです。しかし、秋には「SLニセコ号」が期間運行されるほか、スキー場までのアクセスが便利な「ニセコライナー」が特急列車として、冬季限定で走ります。その際の核となる駅は、やはりこの倶知安駅となります。
 倶知安駅の構内に、SL用の転車台が残されています。これは、SLニセコ号の運行することが決まった際に、新得駅から移築されたものです。現在の転車作業はニセコ駅で行われるようになったため、使われないまま放置されていますが、メンテナンスはしっかりされているようです。
 
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蒸気機関車「二つ目羊蹄」号
倶知安町文化センター前庭に静態保存されている蒸気機関車は、1924年(大正13年)に造られたもので、空車で重量が75t・出力950馬力・最高速度65kmの性能を持っていました。夕張機関区を振りだしに、13の機関区を回り活躍しました。
 このSLは、かつて倶知安駅が発着駅だった旧国鉄胆振線で走っていた「9600型-79615」蒸気機関車です。旧胆振線との繋がりから、倶知安町が借り受けることになり、1975年(昭和50年)から展示されています。1974年(昭和49年)に除籍されるまでの運転距離は225万895kmで、地球およそ56周にもなります。「二つ目羊蹄」の名前の由来ですが、視界を確保するために、前照灯がふたつ付いていることから来ているそうです。石炭は6tも搭載できたそうです。やや、保存状態がよくないのが、気になります。
 
※なお、このページに掲載した画像は、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
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